邪魔者 [書籍]
邪魔者 ミシェル・アダムズ 中谷友紀子 訳 小学館文庫
3歳のとき、わたしは両親に捨てられた。
理由もわからず叔母の家に預けられ、肩身の狭い思いをしながら育った。
9歳のとき、6歳上の姉・エルと再会した。
直後、叔母はすぐに引っ越すとわたしに言った。エルに居場所を知られないようにするためだった。
だが、姉はすぐにわたしを見つけた。
午前2時。突然鳴り出した電話にイヤな予感がした。
エルからの電話だった。
6年のあいだ避け続け、23回も番号を変え、引っ越しまでしたのに、
エルはまた易々とわたしを見つけた。
エルは、母親が死んだことをわたしに告げた。
29年ぶりに帰ったスコットランドの生家は、広々とした敷地をそなえた大邸宅だった。
だが、再会した父親がわたしに放ったのは「おまえは来るべきじゃなかった」という一言だった‥‥。
(小学館HPより)
TISギャラリー http://www.tis-home.com/toru-kageyama
2017-10-06 21:41
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